生きてます。
社会人になりました。
本を作るお仕事です。
趣味が仕事になりました(笑)
あいかわらず文字ばっか見てる毎日です。

そんな日々の中、ひさしぶりに合コンに行くことになりました。
その旨を仲良しの男友達に伝えると、彼は突然
「じゃあ猛禽になれ」
と言いました。
「は…猛禽…?」
「うん。ぇ知らない?じゃあアフタヌーンでやってる江古田ちゃんって漫画読め」
というわけで、連休中もやっぱり私は文字を読んでいるのです。

で、この猛禽。
まぁ要するに男はこういう女にだまされるよねー!っていうタイプの女子のことです。
「聞き上手で 下ネタにも寛容 ほっとかれてもふくれず ブサイクにもやさしい」
こういう女子を猛禽というのです。
私は江古田ちゃんにはなれないけれど、猛禽にもなれないとおもう…。
と。とりあえず合コンがんばります!(笑)
その昔学校からの帰り、バスの中でグラビを読んでいた私はそのあまりのおもしろさに「これ腹筋ちぎれるんじゃないの?!」という事態に見舞われたことがあります。
笑いをこらえようと必死で腹筋に力を入れたの。
その後耐えに耐えたものの、ついにふきだしたところを同級生のお母さんに見られ、死ぬほど恥ずかしい思いをしました。
それ以来、公共交通機関の中で村上真紀作品を読むのはやめた…。

えーとまぁぶっちゃけBLです。
…BL…なのか…?
うん、そうなんだとおもう。
でも本当にそうくくっていいのか自信はない…。
いくらおもしろくてもなんか読みづらいよなぁ、BLって…と思っていた私に、おもしろければもうジャンルなんてなんだっていいじゃん☆と開き直らせた偉大な作品、それがこのグラビテーション。
掲載誌の休刊かなんかでかなり中途半端なかんじで連載が終了していたのが、いつの間にか再開されていたようです。
幻○舎GJ!(親指を突きたて、ものすごくいい笑顔で)

この作品の魅力はとにかくその勢い、はんぱない勢いにあると思います。
設定だけ持ってきたら、もんのすっごい!!シリアスなのに(だって殺人とかさ…)どうしてこんなハイテンションギャグに仕上がるのだろう…。
作者さんの頭の中をのぞいてみたいです。
この続編から読み始めても、なんのこっちゃわけわかんないと思うので、まずはグラビテーションのほうから!
ちなみに私は引越しの際、泣く泣くこの漫画を手放しましたが、今猛烈に後悔している。
買いに行こうかな…明日(早っ)
抱腹絶倒することは間違いないと思われますよ。

バッテリー

2007年2月25日 読書
友達に借りパクされて、買いなおすかどうするか悩んでたんですが、続編(?)が発売されたのを期にとうとう買ってしまった。
映画公開直前だからか、やたら本屋さんも推してますね。
でもこれ、ほんといい話です。
子供よりも大人が読むべき話だとおもう。

豪とか瑞垣とか、人間くさくてほんとにいいなぁ。
私は昔からなぜか「持つ者と持たない者」っていうテーマの話が大好きです。
「持つ者」の近くに生まれてきてしまった「持たない者」の苦悩とか考えるとなんていうか…ぞくぞくします(ドSめ)
天才と出会って魅入られた者にとっての一番の悲劇は、その人から離れられないこと。
勝てないと、追いつけないとわかっていても、努力せずにはいられないこと。
理解できないのに、憎んでるのに、でもどうしようもなく惹かれること。
なんかわかるんです、こういう気持ち。
それってすごく恋愛に似てると思うんだよねーこういう恋を続けてても絶対私は幸せになれない、でも離れられないの…!っていう(笑)
そういうドロドロでグチャグチャな感情を握り締めて、でも自分の嫉妬とか嫌な部分をちゃんと認めて、時間がかかってもその気持ちを自分の中で消化して、人は大人になっていくものだと思うから、これは大人が読んでもおもしろい作品なんでしょう。
どうしようもなく理解できるから。

巧はすごく魅力的なキャラクターだけど、私は彼には共感できない。
おお振りの榛名に通じるものがあるな(笑)
世の中綺麗ごとだけじゃやっていけない、超えられないものはあるっていうのを大多数の平凡な人間は知ってるんです。
私は平凡であることこそが最も素晴らしく幸せなことだと思ってます。
自分が天才ではないことを知っているから、いつも自分の力を慎重に推し量り、無理だなと思ったことには…というか全てのことに本気を出さないままこれまで生きてきました。
まぁ冷静に考えれば、こんなのただの頑張らない口実でしかなくて、努力することはほんとに素晴らしいことなんだけどね。
でも努力できることもひとつの才能だと思うので。
私にはその才能はないんですきっと。
しかも、無理だってわかってても本気になれるぐらい好きなものに出会ったことがない。
努力の才能を持つ人も、ほんとに好きだと胸を張って言えるものを見つけた人も、幸せなんだと思う。
周囲が彼らをどう思おうとね。
まぁ巧は天才として描かれてるけど、努力の才能を併せ持った天才なんてもう最強じゃないか!
才能があって努力もできるなんて、これ以上羨ましい資質を持った人、なかなかいないよ。

で、結局何が言いたかったかというと、バッテリーはおもしろいよ!ってことです(えぇ?!)
今日ラストイニング買いに行ったら品切れって言われてもやもやがたまってたんで、思ってたことを吐き出してみました(笑)
映画は、気が向いたら観に行きます。

君に届け

2007年2月8日 読書
少女マンガアレルギーを克服すべく、知人に薦められた『君に届け』を読んでみました。
結論から言うとまぁそれなりにおもしろかったんですが、読んでる間中のたうちまわるハメに(笑)
いやぁ…甘酸っぱさが恥ずかしくってさぁ。
いいですね、若いってね。
主人公の好きな?男の子がいやいやいないよ!っていう爽やかさで、だめな大人(=私)はつっこみつつもきゅんきゅんしました。
こ、こんなかわいらしい恋愛したことない…!
どこかに置き忘れてきてしまいましたよ、そんな気持ち。
ところで、主人公の女の子のキャラが若干ヤマトナデシコ七変化の主人公にかぶってるっていうのは禁句ですか?(ぇ)
でもなんかかわいくて好きなんで、続きも読むとおもう。
多分。
待ちに待ちに待ちに待った新刊がやっと出た!
これ脚色でもなんでもなく、確か10ヶ月ぶりくらいの新刊なんです。
今回もおねえさんはきゅんきゅんどきどきしちゃいましたよ。

気弱でだめだめだったピッチャーの三橋が(まぁ今もだめっちゃーだめだけど)、「みんなとオレでおさえるから」って落ち込む田島(天才打者・四番)に言ったときはもう私身悶えた(笑)
あ、あの三橋が…!(感涙)みたいな(笑)
あたしは三橋の母親か!っていう。
阿部(キャッチャー)がクロスプレーで怪我すんのを怖がって、なかなかホームに返球できない三橋にもきゅんきゅん。
あ、でも私実際ああいうタイプの男の子が目の前にいたら「しゃきっとしろ!」ってキレると思います(笑)
別に本人に言いはしないけど、内心いらいらいらいら…みたいな。
まぁそんなことはどうでもいいですね。

スポーツ漫画…いや「闘う」漫画全般においてライバルの存在はものすごく重要だけど、その相手にも嫌味がなくて感情移入できるっていうのが爽やかでいいよなーおお振りは。
どっちにも負けてほしくない!って思っちゃうもん。
今闘ってる桐青以外のライバル校もまた魅力的。
ていうか高校生はかわいいなぁ。
や、実際の高校生はどうかわかりませんけどね。
こんなこと言い出したらもう年だってことはわかってる、よ…!
で、次刊はいつ出ますか?(気が早い)

一瞬の風になれ

2007年1月12日 読書
新年早々愛機・VAIOちゃんが逝ってしまわれました。
卒論を脱稿した翌日に。
泣けばいいのか笑えばいいのか正直わからん…。
しかししょうがないので購入しました、新しいパソコン。
今度の相棒はdynabookです。
大事に使おうと思います。

で、卒論は無事提出することができました。
書き終えたその日から、貪るようにエンターテインメント性にあふれた本を読み漁ったのは私です。
活字は嫌ってほど読んでたけどね、漫画や小説のような軽いやつは一応セーブしてたから。
あれでもセーブしてたの。

で、読みたい読みたいと昨年から思っていた『一瞬の風になれ』をやっと読めたの。
いやーなんかくすぐったかった。
DIVE!とかバッテリーより断然くすぐったかったね。
別に恋愛色が強いというほどでもないんだけど、なんか高校生の青春!ってかんじで。
主人公の男の子がとにかくかわいいと思えた。
あー高校生ってこうだよね、うんうん甘酸っぱい!みたいな(笑)
よくできる兄にコンプレックスを抱く弟っていうのはまぁよくある構図だと思うけど、お兄ちゃんのキャラもまぁ私は好きだったし。
幼馴染兼ライバル…っていうか目標の男の子も、飄々としててよかった。
それまで勝ち負けに執着とか見せなかったのに、最後のほうでどんどん負けず嫌いになっていうのがなんか…私好みでした(笑)
完結しちゃったけど、続きが読みたいと思ったお話です。
まぁ…いくつか気になることもあるし。
やっぱりno books,no lifeですね。

となりの801ちゃん

2006年12月29日 読書
どっかの本屋さんで売り切れてて気になったので、読んでみた。
わ、笑ってしまった…(敗北感)
でもこれ近くにこういう人がいない人にはさっぱり意味わかんないだろうな…。
生憎というかなんというか、私は結構こういう人たちの生態に詳しいので、笑わせていただきましたけど。
いるいる、チャックがゆるくなってる女子!
特に休日のお台場有明池袋あたりに!
電車の中で彼女たちに囲まれるともう逃げ場はありません。
彼女たちの会話を聞いてると、確かに日本はおしまいかもしれないと思う。
わりとまじで。

つぅかこのマスコットキャラほんとにいるのな。
正直かわいくn(強制終了)
でも味があってなかなかいいとおもいます(どの口が言うか)
高校生の頃、世界史より日本史のほうが好きでした。
どうもカタカナを覚えるのがあんまり得意じゃなくて。
でも、テストに関係ないところで読む世界史はおもしろい!
特に中世、ルネサンス前後のヨーロッパとかは、なんかもういろいろとドラマチックで大好きです。
まぁ教科書程度の知識しかないけど。

で、これはタイトルの通りチェーザレ・ボルジアのお話。
高位聖職者にして偉大なる俗物、怪物との二つ名を持つ父と、聖職者の子を産んだがゆえに娼婦と陰口を叩かれる母を持つ人です。
ちょっと事情があって(ていうか半ば趣味で)教皇について調べたことがあるんだけど、キリスト教(カトリック?)においては聖職者の妻帯は禁じられているから、教皇とかは実子を自分の甥と称したりしていたようですね。
まぁチェーザレもそんなかんじで、戸籍上は別の男の子供になっているわけです。
確か彼自身は若くして亡くなってるはずなんですが、ストーリーは彼がピサ大学の学生だった頃からスタートします。
アンジェロという、なんか世間知らずっていうか天然っていうか、とにかくそういう男の子の目線から描いていく形になるのかな?
この漫画は、邦訳されていないチェーザレ・ボルジアの評伝(?)を下敷きにしているそうなので、どんな話が出てくるのかわくわくしてます。
メディチ家の嫡男のなんかだめそうなかんじがどうにもツボにはまったのは内緒です(笑)
あと、チェーザレの側付き兼学友のミゲルが好みすぎて困る(ぇ)

ねこのばば

2006年12月11日 読書
自分内ルールを破ってしまった…。
卒論書き終わるまで新しい本は買わない!って決めてたのに…。
ちなみにあと1万字です…多分今週中か来週頭には脱稿できる…はず。
いや、脱稿する!

私、ファンタジーってそんな興味ないんですけど、しゃばけシリーズはくくり的にはファンタジーなんですかね。
でも妖とか妖怪ものは大好物なので、つい読んでしまう。
ほのぼのしてますよ、しゃばけシリーズは。
妖が見える聡明な、でも身体の弱い若だんなと、彼を甘やかす二人の兄や(彼らも実は妖!)、若だんなを慕う(?)妖たちの関係がすごく好き。
なごむ。
でもね、ひとつひとつのお話の終わり方は、実は結構哀しかったり切なかったり。
ずきっとくるような結末もあります。
今回は、佐助の過去話にほんの少し涙腺が緩みました。
最近ほんと涙腺弱いな私…なんか毎日新聞の記事で涙ぐんでる現状はほんとどうにかしたほうがいいと思う…。

大奥

2006年12月1日 読書
えーよしながふみ版大奥。
待ちに待った第二巻です。
一巻は、完全に男女の役割が逆転した世界を描いていたけど、二巻はそうなるまでの過渡期。
ていうかほんとに最初の最初。
三代将軍家光の死をきっかけに、男女逆転大奥はスタートするんですね。
男色家だった家光のただ一人の娘を家光に仕立て上げ、彼女のために…というか将軍家の存続のために男を集める春日局。
そんな春日に強引に大奥入りさせられたお万の方こと万里小路有功がこの巻の主役。
彼と家光(娘のほう)が恋をするまでのお話です。

とりあえず春日局にものすごい複雑な感情を覚えること間違いなしです。
昔から思ってたけど、自分の子より家光を選ぶ理由がわからん…。
決して母性がないわけではない人なのに…。
つーか家光(本物)…ほんとっ…ほんとダメな!!
この話における悲劇の原因の8割ぐらい(疫病除く)が彼のせいな気がする。
それに引き換え有功かっこよすぎるよ…。
何も言わずに今すぐ読め!と言いたくなる作品でした。
ああおもしろかった…!
フジもこっちを映画化すればいいのに。
もちろんうまく撮ってくれないと嫌だけど。
ていうか私一巻どこやったっけ…実家?!

動揺…

2006年11月23日 読書
CLAMPさんはどれだけ私を動揺させれば気が済むのでしょう…。
わーWMでBL連載してる〜(笑)とは思ってましたが、これはやりすぎだろう…とコミックでまとめ読みして思う。
だってさ…どうなのよこれほんと…。
つぅか神威と昴流が双子で、星史郎と封真は兄弟、か…(遠い目)
うん、とりあえず早くXの連載再開しないかな。

そして今週号、とうとうレイアースのキャラまででてきたよオイ…。
「い、イーグル…?!あれこんなキャラだったっけ??」と、深夜のコンビニで思うさま動揺しました私。
懐かしいなぁレイアース。
すごい読みたくなってきた。
完全版的なやつ出てますかね?

ていうかここ最近異常なくらい眠いのです。
毎日おかしなくらい寝ている。
ナルコレプシーという言葉が頭の中をぐるぐるしてます。
そして目と頭が痛い…。
特にパソコンに向かうともうダメ。
眼精疲労かなぁ…?
病院、行くべきですかね。
卒論が進まないこと山の如しです。
でもほんとやばいんで、これからちょっと書きます。
もう提出できればなんでもいい…。
デスノにはまって以来、うっかり毎週月曜日にはジャンプを読むという習慣を復活させてしまった私ですが、まさかリボーンで涙ぐむ日がこようとは想像もしていませんでした…。
ちなみに何週間か前には、ナルトとワンピで泣いた…(ぇ)
しかし、今週のアレはなんていうか…。
死の間際(?)にすら実子に声をかけないって…それ相当だよ…切なすぎだよ…何があったんだよ君たちの間には…。
いくらなんでも、なんか遺すべき言葉とか、そういうのあるでしょ?
わかっていない部分が多すぎて、どう反応していいのかもわからないけれど、おもわず真剣につっこんでしまった。
何を漫画に真剣になってるんでしょうね、年甲斐もなく。
深読みしすぎ?
でもいろいろ考えちゃうんだよね、どんな創作物でもそれに触れたら。

てか相変わらず親子の愛憎もの(?)に弱いな私…。
子供は無条件に愛される生き物だと思うんだけどな。
ていうか、愛されなきゃいけない。
少なくとも親からは。
親には子供に愛を与える(教える?)責任があるよ。
愛された記憶があることは、幸せなことだよ。

not simple

2006年11月7日 読書
多分めちゃめちゃ険しい顔して読んでた、わたし。
家族で幸せに暮らしたいとか、両親に愛されたいとか、そんな些細だけど当たり前に私が享受してきた幸福を受け取ることができなかった主人公。
最後の最後まで理不尽な波に翻弄される彼の姿に、叫びだしたいような蹲りたいような衝動に駆られました。
「本当に感じたいのは、もっと近くの人のぬくもりなのに」と帯にはありますが、そんなちいさな願いすら叶えられないなんてもうほんと…。
無垢な13歳の少年と、徐々に荒んでいく大人になった彼との対比が、本当に痛ましい。

オノナツメはすごく好きな作家で、その理由は読後感にあるのだけど(ほっこり幸せになるようなかんじ)、この作品に関しては読了後べこーんとへこみ、ずーん…と深く深くいろんなことを考えました。
誰彼構わず薦められる作品ではないけれど、すごくいいお話です。
やっぱりオノナツメはすげぇ…。

DEATH NOTE

2006年11月1日 読書
今テレビつけたらアニメやってました。
ていうか現在進行形で鑑賞中。
いやぁこの辺すごいなーまじおもしろ!
ストーリー全部知ってるにもかかわらず引き込まれるこのおもしろさ。
やっぱ第一部は神ですね。
第二部に落胆してコミックス売り払っちゃったんだけど、最近ちょっと後悔している。
もう一度集めようかなぁ…。
まとめて読みたい。
HOW TO READも買ってしまいそうです。
だだだってLの本名が…!
シャレで友人と話してた内容がなんか微妙に当たってたらしく、自分でもびっくりしました(苦笑)

映画の前編はレディースデーに一人で観たので、後編も同じようにしようかしらと。
でも久しぶりに原作に触れちゃうと、やっぱ映画は原作にはかなわないと思う。
あの世界観を完璧に映像化するなんて、どだい無理な話なのかね。
母が何を勘違いしたか、死神とか出てくるしホラーっぽくて一人で観るの怖いし…とか言って、先日のテレビ放映を録画したらしいのですが、どうせなら原作も読むように勧めよう。
いやーまじでおもしろ!(二度目)

放課後保健室

2006年10月20日 読書
卒論に疲れ、息抜きのつもりで大人買い。
夏に新聞の書評で見たのをおぼろげに覚えていたので。

結論から言うと、巡り巡って卒論のテーマについて再考する羽目に(苦笑)
このお話は、男の子として育ってきた主人公は、実はインターセックスで、高校生になって初潮がきて、セックスとジェンダーに悩み、男の子と女の子の間で揺れ動く…みたいな展開。
この主人公、おそらくセックスとしては女性に近いんだけど、ジェンダーは男性だっていう考え方で間違ってないと思うのですが…正直医学的な知識はないし、社会学的に(?)もこの考え方でいいのかは自信ないです。

私の卒論のテーマも性とは不可分、特に社会が定義するセックスとジェンダーに関心が向いているので、なんかいろいろ考えました。
「男(もしくは女)はこうあらなければならない。あるべきだ」って、誰が決めるんだろうね。
その定義に当てはまることが別に偉いわけではないと思うんだけど、私が扱ってる中世の資料とか見ると、特にその規範みたいなものから逸脱した女性に対する批評とかが辛辣でねー。
男性視点の資料がほとんどだから、仕方ないと思うけど。
結局1000年ぐらい前から、ある一面では人間はたいして進歩してないのかもしれないなーって最近よく思います。

まだ完結していない作品なので、続きが出たら読んでみるかな。
主人公がどういう結論を出すのか興味があるよ。
三浦しをんの書く男友達の関係が好きです。
いや、友達と一括りにはできないな。
友情と呼べるのかわからないけれど、でも確かに互いを大切に思い、尊重しあっている雰囲気というか。
しかもテーマが箱根駅伝だなんて、私を狙い打ちにしているようなものだ…!(笑)

この最新作は(も?)気持ちのいいくらい女の子が出てこない話で、その分私の好きな人間描写も楽しめました。
ストーリー的に「んん?」とか「強引だなぁ」と思うところも結構あったけれど、キャラクターが魅力的(というか私好み)だとそんなことは些細なことに感じられます。

昔エッセイで箱根駅伝のホ○ネタを考え付いたと楽しげに書いてらしたのを思い出して、ちょっとびくびくしながら読みましたが、皆さんノーマルで安心しましたよ(笑)
何かに一生懸命になりきれない私としては、ちょっとくすぐったいような、微妙に目を背けたくなるような、羨ましいような…とにかくそんな複雑な気持ちで読了しました。

次の箱根が終わったら、その次以降の大会では、選手がみんな自分より年下になるのかという考えに至り悲しくなったのは内緒。

蟲師

2006年7月28日 読書
不思議・アヤカシ大好き人間にはたまらない一冊。

友人が蟲というのをほんとに普通の虫だと思っていたせいでいまだに読んでいないとか言ってましたが、ここでいう蟲とはアヤカシや幽霊、妖怪のような存在です。
普通の虫の話だったら私も読んでないっつーの、つか読めないっつーの(虫大嫌い)
基本的に一話完結、でも人間がしっかり描かれている感があって、一話一話がすごく魅力的だと思う。
ていうか主人公が好ましい作品は、それだけでポイントが高いんだよね(笑)
ギンコはいい男だよ。

オダギリジョーで実写化らしいですね。
うん、観に行かねばな(笑)
でも最近漫画原作映画多すぎじゃない?
昨日ハチクロ観に行ったんですけど、正直8馬身差くらいで原作のほうが好みでした。
このままいい脚本家が育たないと、まじで日本映画の未来は暗いんじゃなかろうか…。

サプリ

2006年7月24日 読書
久しぶりに月9なんぞを見ましてね。
元々ちょっと気になってたんだけど、ドラマ見たら伊藤美咲のやってる役がお前はあたしか!状態だったので、漫画読んでみようかなぁと思いました(作文?)
私も多分かわいげのない女なので。
こんなことをメールで友達に言ったら、「きっと亀梨みたいなかわいい男の子がバイトで入ってきますよ!」って慰められた(笑)
いやいや、私まだ学生だからね。
就職しても当分は下っ端だから。
それ以前になかなかいないよ亀梨!
わはーん、恋がしたいなぁ…。
と言ってるうちはしないんだろうけどなぁ…所詮私は恋愛ニート。
今高校生の生徒に日本史を教えてるんですが、彼女の期末のテスト範囲が幕末なんです。
日本史なんて覚えりゃいいだけだと記憶科目は比較的得意だったうえに歴史大好きな私なんかは思うんだけど、興味がないことを無理に覚えることの苦痛はわかる。
で、生徒は基本的には歴史はあんまり得意じゃないと。
でもね、なんかやけに今回のテスト範囲はわかってんですよ、人名とか。
理由がるろ剣だったわけです。
なんか好きらしくて。
結局攘夷の思想とか幕末辺りの歴史の流れとか、るろ剣キャラ交えながら説明しました。
普段より格段に理解してくれたよ!(笑)

で、「貸しますよ!」とか言われて数年ぶりに読み返している最中なんですが、懐かしい&おもしろい!
一気に小学生に立ち戻れます(ぇ)
一巻の初版、12年前だったからねこれ。
私リアルに読んでたもん、小〜中学にかけて。
アニメの主題歌も多分ほとんど歌えるよ(笑)
ていうか今月から完全版の発行始まってるしさ〜。
これあれか、買えってことか。
…私はいつまで集A社に搾取され続けるんでしょう(苦笑)

さーフランス対ポルトガルまで寝るかなぁ。
一人よしながふみ祭りを開催していました。
好きな女性漫画家TOP3には確実にランクインする作家さん。
よしもとばななを好きなのと同じ理由でよしながふみも好きなんだろうなぁと自己分析しているんですが、それは作中に必ず「家族」の描写があるからだと思うのです。
昔から家族ものには弱い。

で、このお話はあらかじめ言っとくとBLなので、そういうのダメ!って方にはオススメできません。
私はそれがいい話なら、恋愛のあり方なんてどうでもいいので気にならないけど。
それくらい好きな作品なんだよね〜。

舞台は革命期のフランス。
没落貴族で借金のカタに娼館に売られたジャックと、その客でジャックを身請けし(?)最終的には屋敷の下男として雇う小説家のジェラール。
彼らが長い時間をかけてやっと想いを遂げる(こっ恥ずかしい表現だ…)過程を描く話と要約すれば身も蓋もありませんが、ジャックの過去にもジェラールの過去にも涙しましたわたくし。
特にジェラール…。
ネタバレはしませんが、そりゃもう女はこりごりだと思うよなぁ…貴族に嫌気もさすよなぁ…と。

『執事の分際』もそうなんだけど、よしながふみのフランス革命期前後ものの話を読むと、『悪徳の栄』を読みたくなります。
マルキ・ド・サドね(笑)
当時の貴族たちがどういう信念(そんな大層なもんでもないかもしれないけれど)のもとに生きて、滅んでいったのかを知りたくなる。
熟しきって堕ちる寸前の果実みたいな退廃期のフランス王宮を彩った貴族や、彼らと関わりのあった上級市民たちの在り方を考えるのもなかなかに楽しい行為です。
この時代の貴族ってほんとに人間としては最低だと思うんだけど、ローマしかり、この世の春のようなものを極めた後は、そういうふうに転がり落ちていくしかないのかなぁと思います。
もうちっと真面目に世界史やっときゃよかったかしら(苦笑)
とりあえずベルばらでは絶対に感じることのない思いをいろいろ感じるよ〜ってことだけは確かですよ。

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