青空の卵

2006年4月23日 読書
丸善で平積みされていたので買ってみました。
ひきこもり探偵っていうから安楽椅子探偵を想像したのだけれど、読了後の感想は、「この作品の主眼は謎解きじゃない」。
血なまぐさい事件は一切なく、絡まった人と人との繋がりを解いていくような話。
主人公二人が互いに依存しすぎていて、どう考えても友情の尺度を超えているような気がするのは少し気になるけど、キャラクターとしては魅力的。
すごく優しいホームズとワトソンってかんじ?
ミステリーを求めて読むと消化不良になるかもしれないけど、優しい気持ちになりたくて読むには適した作品かと。
探偵小説という分類は正しくないと個人的には思うけど、久しぶりに魅力的な探偵役の登場する話に出会えたなぁということでほくほくです。
事件のたびに、その関係者が数珠繋ぎ式でお友達になっていくのもなかなかいいね。

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