ガエル・ガルシア好きなんですよ。
でも、彼の出演する映画は途中から見るのが辛くなる率が高いと言うこのジレンマ(苦笑)

『バッド・エデュケーション』は『トーク・トゥ・ハー』の監督さんの作品です。
スペインを舞台にしたミステリというか…復讐劇というか…なんか分類に困る映画。
魔性の美青年なガエルにどきどき☆です。
ガエルのドラァグクイーン姿が意外と(笑)綺麗で、なんだかいたたまれなくなりました。
あぁ、ゲイ満載で、比較的過激なラブシーン(当然男同士!)もがんがん出てくるので苦手な人は見ないほうが。
『ブエノスアイレス』の冒頭で一瞬ひいた私は、最初ちょっとびっくりしました(苦笑)

映像はものすごく綺麗です。
つくづく私は色彩感覚に優れた作品を撮る監督が好きなのだなと思います。
音楽もいい。
♪キサス キサス キサス!みたいな。
『花様年華』でもさんざん出てきたなこの曲。
いたるところに劇中劇が挿入されているので、何が軸に沿ったストーリーなのかよくわからなくなるかもしれないから、そこらへんは注意して見るべきかな。
フランコ政権下とフランコ死後のスペインの変化を念頭に置いて見たら、ちょっとはわかりやすい話なのかもしれない。
一応2年間第二外国語でスペイン語を取っていたにもかかわらず、聞き取れた単語がごく少数でひそかにショックを受けました(笑)

現実は痛々しいものだな…と見終わった後ふと思いました。
人生なんて些細なきっかけで狂ってしまって、どこまでも堕ちて行く。
狂った歯車を元に戻すのは大変なんだ、って。
監督の半生をもとに作った映画…みたいなことが書いてあったけど、これ実話だったら監督の人生は相当ハードだよ。

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